パーマや矯正で考えてること2017.05.30
こんにちは!
マリーチ店長 の 岡山 です🌟
皆さん、パーマ液や矯正の薬って、たくさん種類があって、髪質や状態によって使い分けないといけないって知ってましたか?
種類といっても、メーカーの違いってことではないですよ!
主に、パーマや矯正の1剤に含まれる還元剤(毛髪内部のシスチン結合を切る成分)のことなのですが、
種類が結構あって、元の髪質や傷み具合によって、その時髪に存在する結合の種類を見極めて使い分けないと、パーマや矯正が綺麗にかかりません。
例えば、柔らかくて太い髪や、ダメージが少ない髪には水に馴染みやすい(親水性)結合が多く、硬い髪やダメージが進んだ髪には水に馴染みにくい(疎水性)結合が多い、または、細くて柔らかい髪にはシスチン結合が元々少ないなど、
それぞれで対応できる還元剤が違うんです。
そして、還元剤の強さによって、どれくらいのウェーブの大きさや強さ、または取れる癖の強さも変わります。
パーマや矯正の薬の強い弱いはアルカリ剤だけでなく、還元剤の強さも関わってくるのです。
毛が細いから、傷んでるから弱めな薬を…
硬くて太いから、傷みがあまりないから強めな薬を…
って考えてしまうと、アルカリ剤の強さや還元値(還元剤の強さ)の調整はだいたい合ってても、還元剤の種類まではコントロールしきれません。
もちろん、メーカーさんの方でダメージレベルに対応した配合をしてくれているものが多いので、かなり使いやすくなってますから、そこまで知識がなくてもある程度はしっかりかかるかもしれませんが、
髪の毛の状態は、元の髪質×ダメージの度合いで何通りにも分かれてしまうので、それをできるだけしっかり見極めて、自分たちで微調整しなければなりません。
還元剤の種類が髪質に合ってないと、強い薬使ったのにウェーブが弱い、すぐとれてしまう、傷みだけ出てウェーブはあんまり…という結果を招いてしまいます。
矯正はストレートにすることですが、言えることは同じです。
マリーチでは、比較的たくさんの種類の薬を用意し、それらをミックスさせた時のアルカリ値、還元値、還元剤の種類を細かく割り出した早見表を作って活用しています。
できるだけ余分なダメージを出さずにご希望のパーマや矯正をかけるために毛髪診断と薬剤選定を細かくスピーディーにできますので^ ^
他にも、矯正をかける時、癖の形状によってや濡れた時と乾いてる時どっちの方が癖が強く出るかなどによっても還元剤の合う合わないがありますが、それはまた今度の機会に…☆
今日の内容はあまりにもマニアック過ぎて、皆さんに伝わってるのかどうか…興味を持って頂けたかどうか正直まったく自信ありません!!笑
とにかく言いたいことは、
薬を選ぶ時は、『強さ』だけではなく『種類』も考えなければならない!ということです。
できるだけダメージを少なく理想の仕上がりに近づけたいという思いだけでも読み取って頂けていれば幸いで✨
長々とまとまらない話になってしまいましたが、
最後まで読んで頂き本当にありがとうございましたキラキラキラキラ
マリーチ 岡山